yamabuki4.0.0.zip
・文字キー同時打鍵シフト方式の配列を扱えるようにしました
同時打鍵数は二打、親指シフトとの混在は不可という限定された形ですけど。
親指シフトとは、混在はできないけど並列使用はできます。[シフト無し]を共有して、シフト中はお互いに独立している感じです。簡単に言えば、親指シフトキーと文字キー二つを同時に押した状態に文字を割り当てることができないということです。
・機能キーの入れ替えで入れ替えられるキーにカーソル移動キーを追加しました
・親指シフトキーとして使えるキーにカーソル移動キーを追加しました
・出力のときに小指シフトの操作をする文字を出力した後に小指シフト面の文字が出てしまう不具合を修正しました
・キー操作をしてから文字が出るまでの間に小指シフトを操作すると意図しない文字が出る不具合を修正しました
・キーリピートの設定が正しくできない不具合を修正しました
ついに文字キー同時打鍵実装ですね。
早速使ってみます。
……事前の予想を、(いい意味で)思いっきりひっくり返されました^^;。
連続シフトモードだと、「いくらか使いにくくなる」くらいに予測していた……のですが、実際はまるで逆らしく、やまぶきの「シフト残り対策」がバッチリ効いていて、(ロールオーバー打ちのクセが出てしまう私にとっても)とても快適に打てそうだという感触を得ました。
私はてっきり、「ロールオーバー打ち出来ないこと=同方式を採用する配列がもつ、構造欠陥」だと勘違いしていたのですが……「ロールオーバー」を「シフト残り対策」で処理するエミュレータを使えば、解決出来る問題だった、ということに驚きました。
#挙動が自然なので、「使っていて混乱しない」ところも◎だと思います。
「繭姫」でも同じことは出来るはず……なのですが、同添付の定義が「連続シフトではない定義」だったので、(繭姫の定義を書き換えるだけで)こういう挙動になってくれるはずだ……ということは気づけていませんでした。
文字キー同士同時打鍵系の配列について、(NICOLAから飛鳥のように)新しい配列が芽生える予感がしてきました。
飛鳥配列を弄って,「しゃ」「しゅ」「しょ」などいくつかの拗音を同時打鍵でワンストローク化してみたところ,より快適な入力環境が得られました。また,従前,前置シフトを用いて,入力していた,記号類を同時打鍵による入力に改めたところ,やはり,快適さの向上が得られました。
従来の多くの配列エミュは,既存の配列の実現を旨とし,配列を主とするなら,エミュは従の関係にあったように思います。
しかしながら,殊に拡張親指機能を実装後のやまぶきは,上の関係性に一石を投じるものであって,今回のヴァージョンアップはこれをより一層明確にしたものと思います。
今後,やまぶきの機能を十全に活かした新配列が,多くの有能な配列作成者の方々によって創造されることは必定でしょう。
そのような状況が早期に到来することを願いつつ,
以下に,次回以降の更新に関する希望あるいは夢想を3つ記載させて頂きます。
まず,不具合のご報告。
私はATOKのキーカスタマイズにより,キー操作で,「日本語入力OFF」を行っています。
日本語入力OFFを実行した場合,やまぶきの従前のヴァージョンでは,IMEの解除と同時に,自動的に,カナ入力モードも解除され,入力状態は,半角英数入力に移行していました。
しかしながら,今回のヴァージョンにおいて,同様の操作をした際には,日本語入力OFF状態においてもカナ入力状態は解除されず,半角カナ入力状態へ移行するようになっています。また,この状態で,マウスを用いて,半角英数入力に状態を変化させたとしても,キーボードの刻印,あるいは[英数シフト無し]に従った入力がされません。
これらはヴァージョンアップに伴う不具合であると思われるので,修正を希望致します。
次に,SHIFT+ENTERのキー割り当てを可能にして頂きたく,お願い申し上げます。
上記入力は,Wordでの改行する際に,ENTERの単独打鍵と区別されてるための御願いです。
最後に,同時打鍵と親指シフトの混在の実装を夢想致します。
逆説的ですが,上に述べたような,やまぶきの機能を十全に活かした新配列の開発にあたっては,当該機能の実装は大きな意義を持つと思われます。そのため,ご無理を承知での提案です。
以上長文失礼致しました。
やまぶきの度重なる進化にも拘わらず,足るところを知らない我が身につき誠に恐縮です。
[A][B]同時打鍵にカーソルの「下」が定義されていたとします。
1. [A][B]を同時に押す。(「下」が出力される)
2. もう一行下まで行こうかな…と考えて、[B]だけを離し、[A]を押したまま保留する。
→この状態で1秒ぐらい経過すると、「あああああ…」がリピートで出てきてしまいます。
しかし、
1. [A][B]を同時に押す。(「下」が出力される)
2. [A]を押したまま、[B]をいったん離してもう一度押し直す。(再び「下」がひとつ出力される)
3. もう一行下まで行こうかな…と考えて、[B]だけを離し、[A]を押したまま保留する。
→この状態ではいくら待ってもキーリピートは始まらず、次に[B]を押したときに三つめの「下」が出力される。
願わくは、一つ目の操作でもキーリピートが始まってほしくないのです。
ATOKでは「下」キーに「変換文字の逐次確定」が割り振られていて、考えながら「下」を押してゆくことが多いからです。
この挙動が意図したものでないならば、改善を検討していただきたく、お願いします。
あと、「ということ」の「う」が化けてアルファベットが出てくるという不具合を前バージョンに対して報告いたしましたが、
今回の「拗音後の化け」修正に伴って解決しているようです。
どういう理屈かは分かりませんが、現象として、このバージョンになってから一回も出現していません。
お騒がせしました。
全体に、以前のバージョンよりも安定している気がします。快適です。
やまぶき式の同時打鍵判定法とロールオーバーの関係ですが、実はキーボードとの相性というのもあると思います。
キーストロークの深いキーボードですと「やまぶき&下駄」はそこまで打ちやすくないのですが、パンタグラフ式などのキーストロークの浅いキーボードですと、指の力を抜いた瞬間にキーアップされるため、やまぶき式の相対時間で測る方法の方が打ちやすかったりします。
>労働参号さん
かな入力状態が解除できないことについては、確認できましたので、修正します。
Shift+Enterの割り当ては、機能キーの入れ替えでShift+Enterを割り当てたいということでしょうか?
文字キー同時打鍵シフトと親指シフトの混在は、実は、現在制作中だったりします。実際のところなかなか難しくて、一度は挫折し4.0.0では混在無しとなったわけですが、混在できないよりできた方がいいと思って、再び手を付けていたのでした。
あと、「しょ」や「きょ」などを同時打鍵で一動作で出せるようにするのは面白いですね。実際やってみると、発音のリズムに合わせて打鍵することができるので、打ってて気持ちがいいです。
これを見るまでは、文字キー同時打鍵シフトと親指シフトの混在は「無いより有った方がいいだろう」ぐらいにしか思ってませんでしたが、これを見て「シフト側の文字+拗音」を一動作で打つために是非とも実装したいと思うようになりました。
>Caneさん
キーリピートが始まってしまうのは、意図してない挙動です。
次までに直しておきます。
「ということ」の件は了解しました。
ただ,先の要望は,自分の勘違いに基づくものでした。どうぞ,お捨て置き下さい。
本来,S入と定義すべきところを,誤って,SEnterと記載して,未実装と勘違いしていたのです。
同時打鍵親指シフトの実装,楽しみにお待ちしております。
一つ気になるのが、「やまぶき」動作中はWindowsXPのコマンドプロンプト画面へのキー入力ができません。
「やまぶき」を一時停止すると入力できます。
職業プログラマなので、コマンドプロンプト画面を利用することが多く、結構な頻度で「やまぶき」一時停止のON/OFFを繰り返しています。
対策を検討頂ければ、幸いです。
ですので、「コマンドプロンプトでのキーの入れ替えは無し」「WordやOutlookは使わない」ということなら、コマンドプロンプトで文字が出るようにできます。
設定プロパティで、WordやOutlook用の工夫を有効にする通常モードと工夫を無効にするコマンドプロンプトで文字が出るモードを選択する、という形での対処ならできますが、どうでしょう。
キー入力に,「停」とか定義することで,キーボードから,「やまぶき」を一時停止,あるいは,ご提案のモード切替ができたら,便宜でないでしょうか。
同様に,キー入力でもって,配列の再読み込みができると,ありがたいです。同時打鍵の実装以来,ちょくちょく配列を修正しては試し,って機会がままあるので。
ご提案頂いた「コマンドプロンプトでのキーの入れ替えは無し」「WordやOutlookは使わない」の設定で十分幸せになります。
労働参号様のコメントにある、「やまぶき」一時停止のキーボードショートカット、
またはIMEが英数入力モードの時は「やまぶき」が一時停止になる方法があれば、もっと助かります。
要求ばかりで申し訳ありません。
キー入力での一時停止はスクロールロックキーでできますし、モード変更も頻繁にするものでもないので、私としては文字キーに割り当てる程のことでもない気がします。
再読み込みについては、「スクロールロックキーでの一時停止の切り替えで、オフからオンにしたときに設定を再読み込みする」という形なら実装できます。
>daibaさん
コマンドプロンプトで文字が出るモードは、先のコメントのように実装いたします。
一時停止のキーボードショートカットについては、スクロールロックキーでできます。
英数入力モードの時に一時停止にするのは、技術的に無理ですね。やまぶきが有効でないと入力モードが調べられないので、モードを調べて一時停止にすることはできても、一時停止状態からの復帰ができません。
毎日,やまぶきに親しんでいるつもりながら,まだまだ使いこなせていないようです。
ご提案の再読み込み方法の実装は是非,御願い致します。同時打鍵の実装以来,日に数回,配列を弄っては試しを繰り返しているため,大変助かります。今や,やまぶき配列自由度は膨大なためなかなか決定版に至りません。
キーボードの最下段の並びが
[Alt][無変換][Space][変換][カタカナ/ひらがな]とあるうちのSpaceを無変換に、
カタカナ/ひらがなをSpaceにしようとレイアウトファイルに
>[機能キー]
>Space,無変換
>カタカナ/ひらがな,Space
と付け加えてて、左親指シフトキー:無変換、右親指シフトキー:変換、で設定
しています。
で、無変換キー単独打鍵で入力モードを切り替えたいのでGoogle日本語入力の
キー設定で 「モード:入力文字なし 入力キー:Muhenkan コマンド:英数入力切り替え」
としていて、これでやまぶき3.6.0では使えてたのですが、最新の4.0.0では
無変換キーで入力モードが切り替わらなくなってるのです。
キーボードの周囲にアプリケーションボタンのごてごてついた怪しいキーボード
なので、固有環境の問題なのかもしれませんけど、他の環境でも起こる
問題なら何とか対策をお願いしたいです。3.6.0使っとけって話でしょうけど…
>日本語入力OFF状態においてもカナ入力状態は解除されず,半角カナ入力状態へ移行するようになっています。
と同様の症状で、かなロックの変更を含むキー操作を無効にされてしまうというものです。
こちらでも確認でき、対策も済んでますので、次のバージョンでは直っていると思います。
ATOKを使っていると数字などを打ったときに、
勝手に英数字入力モードに変わってしまうことを報告しました。
ver.4.1.0でもこの減少は続いていて、
発生するたびにやまぶきを再起動しなくてはならないので、難儀しています。
次のバージョンで解決してくれたら、とっても助かるのですが、
対応可能でしょうか。お願いします。
間違ってここに書いてしまったので、ver.4.1.0のところに書き直します。